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活動アーカイブ

平成27年度 公開ワークショップ開催報告

発言内容

2016/03/07

ワークショップでの発言内容を参加者別にまとめて要約したものです。発言内容の詳細については動画をご視聴ください。


伊藤 東凌(いとう・とうりょう)氏臨済宗大本山建仁寺塔頭両足院副住職

プロフィール

1980年京都市生まれ。建仁寺の専門道場で修業後、両足院僧侶となる。
2008年から坐禅をヨガと組み合わせた体験プログラムを企画・運営。文化財の保護と創造の両立を目指した活動をする。

2020年は京都千年の歴史の1点

京都の千年以上の歴史の中で2020年は1点にすぎない。お寺は文化を考え発信し続けてきた場所であり、両足院の住職の日記には五条坂の陶芸家とやりとりした記録や、その陶工の作品が残っていて、深く交流研鑚の場であった。そうした活動を復興させようと、「京・焼・今・展」をやっている。この展覧会では単にお寺に作品を並べるだけではなく、構想を練る段階から作家とともに坐禅をし、対話や問答を繰り返して作品を作り、会場の展示方法まで考える。当たり前化したことが文化だと思うので、2020年に向けて日常のようにそうした活動を続けていきたい。

大切にしたい日本人の哲学「祈り」

日本人として大切にしたい哲学は「祈り」で、すべての人々が日常的に祈る習慣を取り戻し、祈る姿を世界中の人に見てもらいたい。祈りの本質とは、己の世界から一歩離れて、つながりの中に自分がいることに気づくこと。食前のほんの5秒でもしっかり姿勢を正して食と向き合う間があるだけでも命に対する祈りが生じる。一日三食の「5秒間の祈り」で幸せが頂ける。

お寺を新しいアート創造の場に

お寺の庭は、美を鑑賞するためだけでなく仏教の思想や世界観を表現するためにも作られている。深い思想を土台とした作品を生む場所としてお寺は適している。例えば、作家がお寺をアトリエや展示会場として利用し、そこで生まれた作品をそのお寺のために1点奉納する。過去に近い事例があったように、そうした活動によって後世に残るようなアートを生み出す機会を作っていける。

創造の場としてのお寺の可能性

新たなプロダクト開発や社内のイノベーションを求めている会社が、足元から見直すという意味で、京都で坐禅をしてみたいという要望は増えている。新しいアイデアを阻害するのは、知らないうちに積み重ねた自己意識や常識概念であったりする。坐禅は背負っているものを手放し座る時間なので、空っぽに戻って一からクリエーションすることが出来る重要な役割を果たせる。アーティストがこれからより大事にしていくことは、作品が何のために存在するのかという文脈であり、京都は、深い歴史から沢山のレイヤー(層)を汲み取って文脈づけられる町。海外の作家が滞在して、自国の問題と京都の哲学などを重ねて多重な文脈の作品を生み出してもらえる機会があれば面白い。

串野 真也(くしの・まさや)氏シューズデザイナー

プロフィール

1982年広島県生まれ。京都芸術デザイン専門学校卒業、ミラノIstituto Marangoniファッションデザインマスターコースにてディブロマ取得。2007年にJILA LEATHER GOODS AWARDグランプリ受賞を機にオリジナルブランド「Masaya Kushino」を立ち上げ、靴や鞄のデザイン・製造販売を行うとともに、海外でも積極的に作品を発表。

京都の伝統技術を世界に浸透させる

自分はファッションを中心に、京都の伝統技術を現在のファッションに置き換え、未来につないでいくことに力を入れて製作している。つくる者が思いをこめて製作すれば、それが必然的に哲学になる。ものを通じて、見た人や使う人にメッセージを感じ取ってもらえるのではないか。
オリンピックは通過点の一つのイベントにすぎず、その次につなげていくことが大切だ。隠れていた伝統工芸や技術が世界に浸透していくきっかけやチャンスがあれば、より発展につながる。
1800年代の万博をきっかけに海外の人がたくさん日本に来て、その技術で一気に様々な技術が発展した。今は逆に日本の技術を海外に持っていき、その土地に日本を根付かせる必要がある。日本のように歴史があって何代も続く職人がいるところは珍しく、歴史的にも、もの的にも、世界に負けるところは一つもない。そういうプライドを持って相手地に乗りこむことで、世界からの見え方も変わってくると思う。

日本の文化を海外の人に伝える

ファッション・ショーで靴を履いて畳の上を歩くなど、海外で日本の文化が正しく認識されていないと感じることがある。「畳の上は靴を履いて歩かない」といったわれわれが当たり前と思っている日本の文化を、海外の人に伝える機会をつくることができればいい。

京都から世界的なラグジュアリーブランドを

大勢の海外の方が日本の伝統工芸やものづくりを見に来ているが、一方的に吸収されるだけではなく、対等でなければならない。例えば京都の技術を使っていることが公開されないのは、ものをつくっている者としてずるいと思う。日本や京都が文化をどう守っていくのかというところも必要になる。
日本の文化をベースにしたものだけではなく、西洋のことも踏まえた文化のブランドをつくるべき。日本でオーダーメイドの鞄や洋服や靴など、ここでしか買えない素晴らしいものを提供して、ラグジュアリーブランドを代表する会社やものづくりを発信していければいい。

京都のアーティストにスペシャルな出会いやコラボレーションを

海外の優れたアーティストを呼んでくるには、京都のアーティストを育てなければならない。高級料亭で使う器は、そういう料理を食べ、料理をつくるシェフと話をする経験がないとつくれない。例えば、海外からダミアン・ハーストを招聘して、京都のアーティストやものをつくっている人にプレゼンテーションする機会を与える。京都に行けば普通ではできない出会いやコラボレーションが実現するということがあれば、アーティストが京都に集まってくる。双方にとってメリットがあり、すべての質やレベルが上がっていくのではないか。

笹岡 隆甫(ささおか・りゅうほ)氏華道「未生流笹岡」家元

プロフィール

1974年京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。3歳より祖父・二代家元笹岡勲甫に師事、2011年に三代家元を継承。海外でのいけばなパフォーマンス、異分野とのコラボレーションを通じて舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求している。京都ノートルダム女子大客員教授、京都いけばな協会理事、DO YOU KYOTO?ネットワーク世話人。近著に『いけばな』(新潮新書)。

日本文化の特異性は「多様性」と「掛け算」

京都はいろんな文化の担い手が集まり、狭い空間にひしめきあうように暮らし、友達づきあいをしている。気負わなくても文化と文化、人と人とをぶつけあうことができる稀有なまちだ。文化は人と人がぶつかるところに生まれる。
日本の文化の特異性は「多様性」と「掛け算」だと思う。日本には多様なものを許容する考え方がある。いけばなの流派は300以上あり、宗教でもいろんな宗教が互いに反発することなく許容し合っている。多様な文化がお互いに掛け算することで新たなものをつくり出していく。
琳派400年記念のプロジェクションマッピングで、「花を散らせてくれ」という要求があった。いけばなでは基本的に散った花は見せないのだが、花の命に対する感謝といういけばなの本質は、散っていく姿を見るからこそ感じられるのではないかと思ってお受けした。こういう挑戦を友達づきあいの延長線上でできるのが京都という場所だ。

お酒を飲みながら交流する夜のイベント

海外のアーティストと京都や日本のメンバーが交流できる場、掛け算ができる場をつくらなければならない。夜、お酒を飲みながらいろんな文化の担い手たちがぶつかり合える空間、主客が一緒に交流できる場をつくる。祇園祭宵山の日和神楽で町衆が囃子方をもてなすように、京都全体で世界のアーティストをもてなす。年に1回はそういう夜があってもいいのではないか。

ゲストに合わせた体験プログラム、ストーリーが生まれる場づくり

海外からのゲストが、泊っている場所で体験できるのがいちばんいい。今年ホテルに出向いてゲストにいけばなを体験していただくプログラムを実施したが、2020年に向けてそういうことを継続的にやっていくことが大事ではないか。
海外のVIP向けのプログラムも必要だ。非公開のお寺などで、京都の文化の担い手が日本の魅力を発信する。例えば、二条城で「夜のいけばな教室」を開催し、お酒を飲みながらお花を体験していただく。人と人のつながりを紡いでいくのが、京都の文化。そうやって出会った人はまた再会したいと思い、ストーリー(物語)がつくられる。思い出の蓄積を、海外のVIPに楽しんでもらえる場やシステムをつくることは大事かもしれない。

「すべては自然の一部」という考え方を世界に発信

日本人のものづくりの根幹には「自然」がある。霊長類学でも自分が動物の身になって考えるという手法があり、当初は「ジャパニーズ・メソッド」と呼ばれて見下されていたが、今では尊敬の念を持って受け止められている。「日本が世界のために何ができるか」を打ち出さなければいけない。人間も動物も植物も自然の一部だという考え方が、世界に向けて伝えていかなければならないメッセージではないか。

鈴鹿 可奈子(すずか・かなこ)氏(株)聖護院八ッ橋総本店 専務取締役

プロフィール

京都市生まれ。京都大学経済学部経済学科卒業、在学中カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンションにてPre-MBA取得。卒業後、信用調査会社勤務を経て、2006年聖護院八ッ橋総本店入社。「守るべきことを守ること、続けていくことが大事」という父・鈴鹿且久社長のもと、長い歴史と伝統の味を守り受けつぎながらも、新しい商品づくりに日々努めている。2011 年には新しい形で八ッ橋を提供する新ブランド「nikiniki(ニキニキ)」を立ち上げた。

楽しいという思いが文化や交流のベース

参加して楽しいという思いが、文化を続けていくきっかけになる。商業的に成功する、しないよりも、まずは「楽しい」という思いを優先したほうが、思いが伝わりやすい。
いろいろな領域を混ぜて新たなものを作り出すことは、京都では実はとても簡単だ。京都ではビジネスの専門家がそれぞれの分野にいて、領域をむやみに踏み越えない暗黙のルールがある。けれどもそれは混ざらないという意味ではなく、逆に無理に領域を踏み越えて中途半端なことをするよりも、それぞれの専門家に相談して一緒にやっていくことでものすごく面白いものが最終的にはでき上がっていくということ。それにはまず「面白い、楽しそう」という思いがあってこそ積極的に交流ができていく。

文化に宿るストーリーを伝える

日本の文化に特有な点は、日常生活の中に文化が混ざりこんでいることだ。パリでの世界博物館大会の誘致活動に祖母の振袖を着て行ったとき、海外の方々は技術に興味を持っただけでなく、「祖母の着物を仕立て直して着ている」という話を身を乗り出して聞いてくれた。そのもの、技術、文化に宿っているストーリーを紹介すれば、聞いた人の心にずっと残る。ストーリーを積極的に発信して伝えていくことができれば、内側からのパワーが上がってくるのではないか。

誰もが疎外感を持たず、嫌な思いをしないためのしくみ

どんなお客様も疎外感を持たず、嫌な思いをして帰ることがないようにすることが大事だ。CEOのお客様には「普段できない特別な体験をしたい」というニーズがある。他方で、普通に来られる方は特別な世界をちょっと気軽に見てみたいというニーズがある。この二つを混ぜてどちらにも対応しようとするのではなく、きちんと層を分けて対応していけばいい。
また、日本文化のルールは明言することで、周りの方もその方本人も気持ちよく過ごせる。例えば着物の世界には「小紋は結婚式に着てはいけない」といったルールがあるが、これは本人も恥ずかしくなく周りも気にならないためのルール。それを知らない方にもきちんと教えることが、お客様だけでなく地元の方々も安心して笑顔で受け入れられることに繋がる。

地域に住んでいる人を巻き込む。設備と交流で接点づくり

自発的に中から力が湧き起こっていくことが、文化が継続していく秘訣ではないか。住んでいる人も巻き込んで、「京都に関わっているすべての方、皆さんウェルカムです」というイベントが多く行われると、一体感が出てくる。
イベントがあるとき、地域に住んでいる人を巻き込むようにすべきだ。観光客のみを対象としての発信ではなく、地元の方も招待したりせめて案内は送るようにする。一般生活者は、観光客が増えると道が渋滞して暮らしにくくなると感じている。こういう気持ちは来られる方に伝わる。「観光客が何かしている」というのではなく、そうした地元の方も巻き込みお互いに一回知り合って、「京都のことを好きだと思って来てくれている」ということが伝われば温かく迎えられる。

高橋 拓児(たかはし・たくじ)氏京料理木乃婦 主人

プロフィール

1968年京都市生まれ。立命館大学法学部卒業後、「吉兆」で修行。2015年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。フランス料理や分子化学の理論など最新技法を取り入れた新しいスタイルの日本料理を提案。日本料理の海外への普及活動や国内での食育の推進活動等にも積極的に取り組む。NPO法人日本料理アカデミー海外事業副委員長、京都料理芽生会会長。近著に「和食の道」(IBCパブリッシング)など。

精進料理を海外に向けて発信する

文化をつくるにはお金がいり、文化について語り合う場、実際に試してみる場が必要になる。「もてなし」という言葉があるが、受動的なもの。自分たちが楽しいと思っていることは、他の人も楽しいと思うという想定の下で文化はつくられていくべき。食の業界では、日本料理アカデミーが『日本料理大全』という日本料理の本をつくっており、京都料理芽生会では、精進料理を再度理解して、海外に向けて発信していこうとしている。また、精進料理について文献化し、それをネット発信し、海外の方々の窓口にもしたい。

日本の食文化への窓口「365日京料理」

もう一つは「365日京料理」というプロジェクトで、日付をクリックすれば各国語でその日の食のイベントが一覧で見られて、京都に来ている間に登録して入ってこられる、ハラールやベジタリアンなども網羅するサイトをつくりたい。日本の食文化の底上げも必要だが、いかに海外の方々に日本を認識してもらうかが大事で、そのための窓口をつくる時期がオリンピックではないか。
京都市に特区を設けてもらい、外国人を受け入れて日本料理を教えている。日本の中で日本人がフランス料理や中国料理をつくっているように、日本料理店をパリやデンマークでその国の人がオープンする状況をつくりたい。そのためにも日本の食文化の素晴らしさに、陶芸や絵画はもちろん、お花の生け方も含めて、世界の人が接することができる環境づくりが大事だ。

レイヤー(階層)を明確にし、ルールを明記する

私たちの料理屋にもジーパンや裸足で来る方がいるが、その場にふさわしい形がある。それは海外の人や一般の人になかなか伝わらないので、明記したほうがいい。高い実力がいるものから誰にでもわかるものまで、レイヤーの存在を明らかにする。誰を対象に、どのようなシチュエーションで、どのような格好をして、どういった心構えで・・・という仕分けが必要だ。こちらの文化に寄り添って体験してもらう試みが大切ではないか。

国内外の第一線で活躍する人を京都に

オリンピックに向けて、国内外から各分野で活躍されている方々を京都に呼んで、ディスカッションする機会をつくってほしい。2020年以降のブレイクスルーにつながるアイデアや、拠点や核となるものを2020年までにつくり上げたい。レガシー(遺産)ではなく、次につながる文化を創造するという発想で人を集めてほしい。
文化というのは人にお金をかけるもの。新しい文化をつくるにはお金と時間と優秀な人材が必要で、それを発掘できる機会がオリンピックではないか。

細尾 真孝(ほそお・まさたか)氏(株)細尾 取締役

プロフィール

1978年京都市生まれ。織の老舗 細尾家に生まれる。大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカー入社。退社後フィレンッェに留学、2008年細尾入社。2009年より新規事業を担当。帯の技術・素材をベースにしたファブリック(織物)が世界各地のディオール、シャネル等の旗艦店で採用される。2012年から「GO ON」メンバーとして伝統工芸の海外展開に取り組む。

世界のラグジュアリーマーケットが京都に注目

京都の織物を素材として海外に展開しているが、事業をスタートして6年目でようやく海外のラグジュアリーマーケットの状況を実感できるようになった。
2020年は通過点。海外では「工芸(クラフト)・イコール・ラグジュアリー」という文脈が存在しているが、京都ではラグジュアリーという文脈を意識できず、活用できていない。ヨーロッパ諸国でもクラフトの会社が機械に押されて淘汰される傾向にある中で、京都には約3,600社の伝統工芸の会社がある。京都には世界のラグジュアリーマーケットを引っ張ってくる金の鉱脈がある。

京都には差別化できる財産がある

3年前から「GO-ON」というプロジェクトで、伝統工芸を海外に向けて展開している。着物はこの30年でマーケットが10分の1に縮小したが、この先50年100年続けていくために、30代40代を中心とした世代が海外のマーケットに向けて動き出している。
京都の織物業はある意味では斜陽産業だが、見方を変えれば1200年間国内だけでやってきて、世界の人が知らない技術と素材とストーリーが手元にあり、差別化できるチャンスではないか。大手メーカーが海外との差別化に苦しんでいる中で、京都には差別化できる財産がある。

外からの目線を入れて京都を再編集。ラグジュアリー層の受入体制づくり

京都には多様性がある。伝統的なものがあり、ハイテクもある。クラフトとテクノロジーが融合したり、それらを掛け合わせることで新しいマーケットを創出できる。そのきっかけとして2020年のオリンピックが機能すればいい。
京都には多くのVIPがプライベートでも来ている。先日もエルメスの六代目がクリエーターを伴って来日していたが、世界中でクラフトを見てきた人が京都に注目し、そうした方々でもなかなか到達できない部分が京都にはたくさんある。
プライベートジェットに乗って来て、その場で数百万円買ってくれる層が確実にあるが、受け入れる体制ができていない。思い切ってそういう方が来るであろう場を先につくってはどうか。外の目線、グローバルの目線を入れて、いい意味で京都を編集し直す。それが次の伝統につながる。

グローバル戦略をもって、京都からエルメスに匹敵するブランドを

京都にはエルメスの創業前から続く会社がたくさんある。2020年をきっかけに、京都からエルメスに匹敵するブランドを輩出するためには、グローバルに戦える戦略的なルールづくりが必要だ。京都にはすばらしいポテンシャルがある。サッカー日本代表がトルシエという世界での戦い方を知っている監督を取り込むことで強くなったように、外の戦略や外の力をうまく取り込み、世界を代表するクリエイティブな都市になっていければいい。

会場との意見交換

会場からの発言①インバウンドの方々に和太鼓の体験レッスンをしている。オリンピックには国立競技場のケヤキで太鼓をつくり、日本中、世界中で同時刻に和太鼓を打って平和の思いを日本から世界に発信したい。もう一つは、京都に日本の伝統芸能の常設上演館がほしい。


会場からの発言②(笹岡氏に対する質問) NPO法人で普通の家に残っている古文書の保存に取り組んでいるが、ある種の個人情報なのでなかなか出てこない。これを出してもらうアイデアがあればうかがいたい。


笹岡氏京都には文書や器、古建築などいろんなものが残っている。今は個人レベルで残してくれているが、それを応援するプログラムをつくらなければならない。大学と連携すれば、門戸が開きやすくなるのではないか。


会場からの発言③(細尾氏に対する質問) 京扇子の製造卸をしている。京ものには製品としての側面と文化的側面があるが、職人不足もあって継続が難しい状況にある。どう職人を確保し、若手を育成していくかが課題で、京都の織物の職人の育成がどういう傾向にあるかうかがいたい。


細尾氏京都の織物業界は高齢化が進み、マーケットが縮小する中でなかなか職人が集まらなかったが、弊社は海外展開やメディア露出もあって、ここ数年は全国から応募がある。伝統産業をクリエイティブ産業と捉える人と日本のいいものでグローバルに勝負したいと考える人がいて、応募が増えている。やりたい人はいるので、ホームページなどで情報発信すれば、確実に同じ思いでやってくれる人はいる。

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