東京 2020 応援文化オリンピアード認証事業
京都文化力プロジェクトを通じて多くの方々に京都文化に触れていただくとともに、府民市民の意見等を広く聴き、また参加していただくことにより機運を醸成していくワークショップを府内各地域で取り組んでいます。
平成29年1月15日(日)には、京都に在住する大学生が、暮らしているからこそ発見・再認識できる京都文化を体験プランにし、コンテスト形式によるプレゼンテーションを開催し、約90名の参加者がありました。
また、東京2020応援文化オリンピアードの認証を得て、東京2020大会とつながるイベントとして開催しました。
(1)本選出場チーム
(2)ポスターセッション
最優秀賞 | 京都美術工芸大学/TEAM 赤い包み 『~京の香りを聞く~』 |
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優秀賞 | 立命館大学/RTC 『~京の花街を知る~舞妓・芸妓さん体験ツアー』 |
発言内容は要約したものです。発言内容の詳細については動画をご視聴ください。
プロフィール
D&DEPARTMENT PROJECT 代表取締役会長
時代に合うスタイルを作る。イケてる人の話。
イケてる人、おしゃれな人は定番の服に最新の組み合わせをするセンスの良い人。つまり、変わらないものと変わるものを組み合わせることが上手な人のこと。これは、人だけではなく、学校や大学はもちろん、会社や国でも、そして京都についても同じことが言える。
変わってはいけないものを知っているということ、何を変えて、何を変えてはいけないのかという判断が大切だと思っている。
①「そこ」といえば「コレ」を大切にしている人を応援しよう
これは、ちゃんと伝えている人を応援しようということ。その土地の大切なメッセージを伝えられているかが大事。
②ただの人気作家ではなく、そのモノづくりの「土地」に根付いている人を応援しよう
商品だけが消費されてしまい、売り上げが立ったけど作家も疲弊してしまい、自分の土地の何になったのだろうという話がよくある。
③本気でその土地のことを考えるならその土地に住もう
住んでみないとわからないことがたくさんある。
④売る仕組みもしっかり考えよう
結局、売れないと続かない。売る人がやってくれると考えがちだが、末端のことまでプランニングが必要。
⑤自分もリスクを背負う。
自分のこととして考えているか、本気かどうか。
⑥よそのカッコよさは真似ない
自分たちのオリジナルのデザインの表現を考えてほしい。
⑦知られないと何も起こらない
そのプランに関心を持つような人にちゃんと届いているか。
⑧計画を立てて、定期的にでも続けよう
人はすぐ忘れる。定期的に伝えることで体温が伝わってくる。
⑨時間をかけて関係をまずつくろう
継続させていくには関係性が肝。
⑩他県の情報も集めよう
他県の事例を知っていると説得力が生まれる。
イケてる京都、おしゃれな京都。いつの時代も変わらない価値を大切にしながら、今の時代にあった新しいスタイルを作っていくことがイケてる京都を作っていくことになる。京都といえば何か、らしさとは何か、変えてはいけないものは何か。京都の伝統産業は誰と発展させるべきか。京都らしい「新しさ」とは何か。京都を感じるとは何か、どういうことをいうのかを意識したい。
京都に通っていて勉強になったが、ロングライフデザインというのは京都に集約されている。京都は日本一京都らしさが続くことを意識して、実践している土地。「いけず」や一見さんお断りもそのひとつで、うわべだけの付き合いではなく、関係性を深く築いたからこそ意義深いことができると考え、育てるという意味で実践している。古くならない代謝を実践しているのが京都。日常生活の中にこそ他県には真似できない京都式の表現方法があると感じた。今後も京都に通い、ラジオをやりながら勉強を続けていく。
書類審査を通過した5チームから、プランの発表を行っていただきました。
惜しくも書類審査にもれたチームにプラン発表の場として「ポスターセッション」を開催しました。
審査員(ナガオカ):
それぞれの産地でサンドウィッチが生まれるという期待が広がる輝かしいアイデアだった。
受賞者:
選ばれたことで自分に自信と誇りを持って学生生活をおくりたい!
審査員(加納):
聞いていてワクワクし、銭湯に行きたくなった。
受賞者:
まさか選ばれると思ってなかったので、驚いている!
京都嵯峨芸術大学 京の文化菜
審査員(栗山):京都に来て10ヶ月の視点から京野菜に注目し、学生食堂に「京小鉢」が並ぶ期待が持てた。
同志社女子大学天野ゼミ チームアンジュルム
審査員(栗山):3.11以降重要視されている防災と文化を考えた素晴らしいプラン。
立命館大学 I’m from kyoto
審査員(栗山):観光と地場産業と考え、かつ若者の特徴を捉えた点を評価したい。
審査員(塩見):
香りを聞くという着眼点が素晴らしかった。
受賞者:
みなさんが聞いてくださったおかけです!
審査員(塩見):
学生の若い感性で京都の花街が身近になり、かつ尊敬の対象になればと思う。
受賞者:
観客の皆様が真剣に聞いてくださったので、僕たちの魅力も伝えられたんだと思う。
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